狭小住宅間取り価格―極小住宅プラン・10坪間取りの費用と意味

狭小住宅間取り

狭小住宅とは、せまい土地に建築された10坪前後の手狭な間取りの小型の一戸建て住宅を意味します。
狭小とは狭くて小さい【場所・空間】を意味し、「狭小住宅」や「狭小土地」のように不動産物件に対して使われる言葉です。
道などは、「狭く」ても「小さい」という概念がないので、狭い道路のことは狭小ではなく「狭隘」と表現します。
狭小とは、区切られ区画された1つのスペースに対し、「狭小」という接頭語で狭さを示すにとどまります。

狭小住宅間取りは、普通の住宅に比べ間取り設計に建築家のセンスが必要です。
平均的な間取りの一戸建て住宅に要求される居住機能を狭小住宅の間取りに凝縮しなければならないため、狭い建坪を有効利用する計算能力が必要です。

建築面積が狭く、部屋のレイアウトが限られる中、快適な生活プランニングせねばならず、間取り設計の力量も必要です。

割安な建売住宅の設計しか手掛けたことのない建築士では役不足です。狭小住宅価格は建築面積だけで比較すると、建築設計者に特別な設計技術が必要な分、企画費用も高くなりますから、相当、高額になります。

狭小住宅間取りは、10~15坪ほどの建坪を意味しますが、更に狭小な状況の建物は極小住宅といって区別します。

狭いながらも楽しい我が家×狭小住宅間取り

間取りは狭小であっても建具や階段・廊下のサイズ(幅員)はミニチュアにする訳にはいきません。

生活動作に支障が出るような間取りでは、所有して長く住む価値がないし、動き回るスペースが狭苦しい感じだと、不快感のストレスでノイローゼになることさえあります。
これは、自殺など心理的な瑕疵のある訳あり物件として出回っている賃貸マンションの多くが建物自体、エレベータや通路が異様に狭く、居室内も本来は2DK位しかない専有面積なのに無理矢理3LDK間取りにし、部屋数の多い割安マンションとして建築された物件であることからも推定できます。

昭和時代、アメリカのMy Blue Heavenという歌の日本語版としてヒットし、平成になってからも多くの歌手がカバーしている「私の青空」という曲の中に【狭いながらも楽しい我が家】という歌詞があり、このフレーズは当時、大流行しました。
東京都内など地価の高い場所に狭小住宅の間取りで家を持つなら、この【狭いながらも楽しい我が家】を実践するような、狭小ながらも狭苦しさから来るストレスを感じさせない空間演出の設計をしてもらわなければいけません。

狭小間取りの小型住宅

住宅密集地には、裏路地奥の権利が混在した未接道地で、他人の敷地を通らなければ公道に出ることのできない袋地があります。

道幅の狭い、路地奥の狭小な土地ですから、建てられる住宅も狭小間取りを余儀なくされます。

一筆の土地が、共有物分割を繰り返し、他人の敷地に依存しないと既存不適格物件になる土地。通行地役権という権利があるような狭小な土地に狭小間取りの小型住宅はフィットします。

住宅密集地の狭小間取りと空間演出デザイン

密集市街地の狭小間取りは、視覚的にセンスよく建築しないと貧乏たらしい見栄えになります。
東京都内にマイホームを自己所有することは、ド田舎にそこそこの豪邸を建てるより、建築費やら租税、私道負担その他で資金がかかるのに、ビジュアルの悪い小型住宅を建てたことで「金がないから狭い家を建てた」と誤解されるのも心外です。
狭小間取りで家を建てるなら、建物外観の空間演出デザインの上手なプロにプランニングを依頼することが大事です。

狭小住宅価格

狭小住宅をイメージで捉えると、土地が狭くて囲繞地通行権が必要な不便な場所にあるから宅地取得金額も狭小住宅価格も安いんだろうな、と思ってしまいます。

確かに、囲繞地に囲まれた袋地や再建築不可の土地はその地域の他の宅地よりは割安です。しかしながら、狭小住宅の建てられるエリアは地価の高い東京都内や神奈川県など首都圏都心です。

都内狭小住宅エリアは目黒区、世田谷区周辺の高級住宅のメッカ。神奈川県狭小住宅エリアは横浜市・川崎市の鉄道沿線の人口密集地域です。

どこも、他県の県庁所在地の地価の倍近くはする一等地です。地価は接道義務を果たせない狭小な土地面積でも安くはありません。

そして、狭小住宅価格も前述したように、普通よりも建築設計に手間のかかる狭小住宅間取りだけに、普通の一戸建て住宅を建てるより割高です。

狭小住宅価格は中古も格安料金が少ない

狭小住宅価格は中古物件でも安くはありません。
狭小住宅は元々の設計・建築費用が安いわけではないし、所有者が安さよりその土地自体にこだわって建てた物件だから、なかなか安く売却することがないためです。
狭小住宅価格が中古物件でも安くないのは、こういう小型住宅の出物が少ないことも原因です。

東京都内や横浜・川崎に狭小住宅を持つ人は収入もそれなりに高額であり、狭小住宅を計画的に建てたようにマネープランもしっかりしているようで、裁判所の競売流れに小型住宅が出回ることはほとんどありません。
よって、都内や横浜で格安物件の購入を考えているのであれば、狭小住宅ではなく、既成の建売住宅の中古物件を探す方が、激安物件を探すのに苦労しません。

狭小住宅プラン

狭小住宅価格が思った以上に割高なのは、超狭小住宅間取りなどのイリーガルな狭小住宅プランは限られた面積に顧客の要望とユーザビリティを実現しなきゃならず、建築資材費用も必要以上にかかるからです。

また、既成の建売住宅じゃなくオリジナルの狭小間取りの小型住宅に拘る施主なので、設計費用にお金をかけるのに躊躇せず、結果、狭小住宅プランは高額な建築費となります。

タイニーハウスビレッジ【Tiny House Village】

狭小住宅の意味合いが、アメリカと日本では「真逆」です。

そもそも、広大なアメリカに狭小住宅がある事が不思議ですが、移動型の狭小な家は西部劇の幌馬車の時代から現代の「トレーラーハウス」に形を変えて根付いている伝統です。

現代のアメリカで、トレーラーハウスではない土地上に建築されている狭小住宅はタイニーハウスと呼ばれ、タイニーハウスビレッジTiny House Village)という集落を形成しています。

これは、ホームレス対策として地方の州や郡が公有地を宅地開発し、狭小間取りに分筆し、無償で分譲し、「家を建てたら居住許可を与える」というような福祉政策的な意味合いがあります。

狭小邸宅ともいえる日本の狭小間取りの贅沢さ

日本の狭小住宅価格は、同じ購入費用・建築費用を郊外や田舎でかけたら、かなりの豪邸になるくらい高額です。高額な金額を投じてあえて都内の真ん中に狭い家を建てています。

日本の場合、料金的には「狭小邸宅」と呼んでもいいほど、住所地やアイデアに金をかけていて、その狭小住宅間取りには手狭さの中に隠れた贅沢を楽しんでいる気配さえあります。

この点でいえば、アメリカの「福祉・貧困系タイニーハウス」と日本の「ラグジュアリー系狭小邸宅」とは真逆の存在であるといえます。

極小住宅

極小住宅とは狭小住宅の中でも特に狭い面積だったり、極端にコンパクトにまとめた住宅の事を意味します。神奈川県狭小住宅エリアである、地価の高い横浜市や川崎市内の人気住宅街にはには、凝ったデザインの極小住宅が数多くあります。

お金がなくて極小住宅を建てる、というより、上記の【タイニーハウス】のように、こだわりを持ってわざわざ建てることが、最近の流行のようです。

狭小住宅も極小住宅も狭い土地に建てられるばかりの建築物ではありません。
広い土地に普通のサイズの戸建て住宅を所有している独居の高齢者が、1人住まいまたは老夫婦だけの暮らしには広すぎる建物による、高齢者事故や耐震強化のために、2階建てだったのを1階建ての極小住宅に建て替えることがあります。

子供が独立して自宅を所有し、実家を残しておいても相続する後継者がいないような古家を、自分の老後専用にコンパクトな小型住宅に建て替えるわけです。
同じ敷地面積の中で、建物に占める面積が少なくなったぶん、庭が広くなり、その戸建て住宅のイメージもゆとりある広々した感じに変わります。
このように普通の一戸建てを極小住宅・狭小住宅に建て替えることを減築といいます。

住宅の狭小と極小の意味の違い

狭小住宅の「狭小」は狭くて小さいことを意味します。狭小住宅とは、狭い土地に建築された狭小間取りの小型住宅を指します。

極小住宅の「極小」はきわめて小さい、最小のものを意味します。狭小住宅が並んだ住宅密集地の中でも特に小さい家が極小住宅と呼ばれます。

土地や建物で一般的に小さく狭い不動産を表す時は、狭小土地もしくは偏狭な土地と表現します。偏狭は、住まいが卑小で窮屈というネガティブな意味で使われます。

狭小土地売買

狭小土地は、面積が小さく建築用途が限定され、また変形地・不整形地であることも多いため、同地域の宅地に比較すると土地価格が安い事が多いです。

都内や横浜・川崎は他の地方に比べ地価が高額ですが、狭小住宅の土地探しに成功すれば狭小土地売買によって、少しだけ割安に都会に一戸建て住宅を持つことができます。
ただし、本当に格安な土地を探すとしたら、東京都でも23区ではなく市部や郊外の土地を探す方が早いし、建築費用の面でも安くあげられます。

狭隘道路と狭小住宅・極小住宅

道路の場合は、狭さの対象が「幅」に限定され、狭いが小さい訳ではないので狭小とは言わず、狭いことを表す狭隘(きょうあい)という言葉を使い「狭隘道路」と表現します。

狭小住宅・極小住宅は、住宅密集地の位置指定道路通行権の必要な囲繞地に囲まれた宅地に建てられていることが多いので、狭隘道路と狭小住宅・極小住宅は隣り合せといえます。

超狭小住宅間取り

首都圏は土地不足だから、住宅メーカーも狭小住宅メーカーとしてのブランド作りを考え始めています。狭小土地活用の実績を他の狭小住宅メーカーより際立たせるため、超狭小住宅間取りを目指して、3階建てにしたり、地下室を設けたオプション設計の狭小住宅プランで差別化する企業もあります。

以前、東京銀座の真ん中に、三井ホームが2×4工法で、超狭小土地に木造で5階建てのビルを建設し、話題になりました。木造5階建ての超狭小間取り、銀座の極小地というのが話題のミソでした。

これを機に大手住宅メーカーが狭小住宅や狭小住宅リフォームに参入するようになりました。

狭小住宅10坪価格

三井などの優良企業が、公衆に注目される銀座のド真ん中にモデルハウスも兼ねたように建てた建築物ですから、これは頑強な木造住宅でしょうが狭小土地には高層建物は危険です。

狭小住宅10坪価格はトータルで考えると普通の戸建て住宅の一戸ぶんと大して変わりません。

狭小住宅リフォーム費用

また、狭小住宅リフォーム費用は、一般的な住宅リフォーム費用より高額になります。

普通の建売住宅の規格品ではなく狭小住宅のオリジナルの資材を使うぶん費用が高く付いたり、建物の立地が袋地など車両が入れず、駐車場代金など余分な工事作業の経費が掛かるからです。

狭小住宅の建築費と建て替え費用

狭小土地なぶん、土地購入費用は少なくても、狭小住宅の建築費用・建て替え費用は、面積の広い住宅建築と同じ位、費用がかかります。

お洒落なデザインの小形住宅を建てて、ミニ戸建て、スモールハウスとして住居兼オフィスとして活用されている高収入のSOHOビジネスマンも多く、彼らが費やす狭小住宅建築費と建て替え費用は、普通の戸建てより高いでしょう。

ライフスタイルや「センス」を売りにするSOHOやフリーの人が、遊び心を持って建てれば極小住宅はシャレた自己PRになります。

都内狭小住宅エリア・神奈川狭小住宅エリア

前述しました、都内狭小住宅エリア・神奈川狭小住宅エリアは、そもそも高級住宅街で富裕層エリアです。

狭小住宅間取りで凝ったオシャレ住宅〉を建てるのが目的で、建築費用や建て替え費用、リフォーム費用など、狭小住宅価格の細かな点はあまりケチケチ考えていない人が多いです。

ビジネス街でもある目黒区や世田谷区、横浜市・川崎市では、囲繞地に囲まれた狭小住宅であっても自己所有の土地建物があるだけでメリットがあります。

狭小住宅の土地探し、狭小土地は出物が少なく苦労

都内や横浜・川崎のオシャレ地域での、狭小土地探しには苦労します。

狭小土地売買は盛んではないからです。狭小土地は狭小間取りの小型住宅を建てるためにワザワザ分譲しているのではありません。

狭小土地は、普通の分譲開発で土地が余った旗竿地だったり、相続共有分割のしすぎで土地が細切れになることで生まれるからです。

狭小土地売買はクチコミや知人の紹介などで行われる事が多いです。

中古住宅としても、流通は少なく、事故物件、訳あり物件でも高値で取引されています。

(本文、終了)

★☆★東京~神奈川で物件を探しています。★☆★

gold

※追記:リフォームモニターは終了しました。※

リフォームのご質問・ご相談は、facebookのメッセージから受け付けます。 急ぎで作ったメッセージやりとり専用ページです。→【リフォームQ|facebook】 物件売却希望の東京~神奈川以外のかたは、今後は facebook リフォームQ へお願いします。 (2017/01/24)