底地相続・寄与分判例―底地評価価格・借地権割合と特別寄与分の計算

相続財産は遺産分割協議が終るまでは共有状態です。

そこが更地の駐車場で、被相続人と近所の実家で同居していた者が引き続き使用する場合、〈使用貸借を被相続人と合意していた〉と推定する最高裁判例が出ています。

借地権の使用貸借であることの確認手続(借地権の使用貸借に関する確認書)

判例結果のイラスト

底地の相続と共有名義の要求

同居で親の家業の飲食を手伝っていた〈次男〉がいました。

親は、

近隣の何軒かに貸地していた底地人でした

・・・が、亡くなりました。

すると東京都内で自由に生きてきた〈長男〉が底地の共有持分に興味を示し、共有名義の登記と借地人からの(将来の)地代収入を要求してきました。

次男は飲食業の経営に忙しく、あまりウルサイなら底地は共有名義でなく、兄にあげてもいいかなとも思っていました。

東京都の密集した町並み

しかし、家業の承継から亡くなる前までの親の介護を1人で見てきたので、財産の相続になっていきなり口出ししてきた兄が不快で仕方ありません。

寄与分主張で底地は確保する

〔寄与分を定める処分調停〕遺産分割に当たって,共同相続人のうち被相続人(亡くなった方)の財産の維持又は増加について特別に寄与した者には,法定相続分の他に寄与分が認められます。

次男は実家売却も含め、弁護士さんに相談しました。相談の結果、遺産分割協議により寄与分計算により実家と底地は次男が取得し代償金で話を付けることにしました。

代償分割が行われた場合の相続税の課税価格の計算

次男の寄与分の算定基準は概ね以下のとおりの親への貢献が適用でき、底地を確保し少ない代償金でカタがつくものでした。

家事従事による寄与
寄与相続人の受けるはずの年間給与額×(1-生活費控除割合)×寄与年数
扶養による寄与
扶養費用の負担額×(1-寄与相続人の法定相続分割合)

kurumaisu

底地の評価額と寄与計算した総額

相続財産の維持・増加に特別の寄与をした相続人に補償

をして相続の公平を保つことが〈寄与分制度〉の趣旨です。

相続の流れとしては、遺産総額から寄与分を控除した金額を法定相続分で分割します。

その後、寄与者に対し、〈+アルファ〉で寄与計算金額を加算します。

上記の〈次男〉の場合、寄与分を加えて相続計算すると、底地の評価額が低かった分、兄に対し少々の〈代償金〉の支払いで解決できました。

メリットを計算する写真

特別寄与を盾に底地を死守

次男は底地人だった親に、

  • 飲食を共同経営した=労務の提供
  • 仕事に参画当初の無料奉仕=財産給付
  • 要介護状態からの支援=療養看護

等の貢献がありました。

ただ、親が嫌がって〈要介護認定〉を一度も受けなかったので、〈療養看護〉ではなく、〈扶養貢献〉として寄与分計算したのでした。

親族間の扶助義務以上の特別寄与があると相談を受けた弁護士さんが見込んで裁判にせずに交渉に望んだので費用も沢山はかかりませんでした。

底地人の得る地代は思うより少ないもの

実際のところ底地人に入る地代は思うより少なく、そんな権利を共有したら複雑なのに利益が少なくてワリにあわないのです。

その点、

底地は買取ってでも単独名義にしておかないと、

いざという時の売却の際に面倒で仕方がない。

そんな事もあって、次男は交渉次第では無償譲渡でもいいかな位に考えていたようですが、相談した弁護士さんの手腕でベストな結論に持っていけました。

底地の売却処分が不調でお困りの所有者様へ

底地を相続したものの借地人さんと折り合いが悪く、地主を継続するのも気疲れし、底地売却をするのも困難な状態であるかた、一度、ご相談下さい。底地を買取させていただきます。
東京都内23区、東京市部、神奈川県の横浜市・川崎市に隣接する市町の底地でしたら、他の底地買取業者に買取拒否された物件でも構いません。

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