任売物件=任意売却物件購入のデメリットと任売物件リスクの解説

任意売却物件購入

任意売却業者の多くは、最終的に自社や関連会社で任意売却物件購入(買取)を済ませます。

任意売却の相談に、「任意売却購入する人を紹介してくれる相談所」と思ってくる人が多いようで、そういう人は不満に思うことも多いそうです。

気に入った買主だけに任意で売却したり、任意売買で買主になる人を悠長に待っていられるなら、それは任意売却というより単なる不動産売買の仲介です。

任意売却物件の競売期日

自分が普通の不動産売却のタイミングを逃して競売流れギリギリに慌てている状況で、「任意売却したい!相手は個人に限る」というのは我がままな話です。

〈任意売却〉の言葉どおり、簡潔に売る人と買う人を仲介したくても競売期日が迫っていて、結局、自社で任意売却物件購入をせざるを得ない業者こそ悲惨です。

住宅金融支援機構でも、任意売却する人を対象に案内ページを設けています。

任売物件

任売物件の売主さんが早くから、任意売却を決意して任売業者に相談にいくと、業者も任売物件を、「任売物件その他の訳あり物件で、割安にマイホームが欲しい」と願う消費者に、適格な任意売却のアプローチができます。

また、競売の元になっている住宅ローンの貸主たる金融機関との交渉も、任売業者なら手続きも慣れたものでスムーズに任意売却が進みます。そしてこの任売承諾の交渉も早期に越した事はありません。

任売物件の任意売却相手

今は、不動産個人売買のサイトも沢山あり、借金で困っている当の本人が、自分で実家売却を試みたりしています。

そういう形で任意売却をしようとする個人が周囲にいるわけでなく、ネットの情報でそういう売却をする人々の存在を知っているだけですが、個人売買サイトで売買が成立しても、彼らは抵当権抹消とか自分でできるのか?心配になります。

不動産個人売買のイメージ写真。

個人売買サイトを見る限り、参加者の多くはそういう任売物件を買い叩いてやろうという人種に思えてならず、自分自身で任意売却を試みる一般の売主さんがカモられないか、他人事ながら心配になります。

任売物件の内覧会

ネットで任売物件購入希望者を募り、物件を紹介してくれる業者さんもいます。そういう場合、売主は購入希望者の内覧会に備える必要があります。

任売物件を購入したい購入希望者さんの志気を削がぬよう、売主は、任売物件の掃除をキチンと行う必要があります。

とはいえ、多くの内覧会現場では、売主が不精で来客があると分っていて散らかしっ放しの任売物件が多数です。瀕すれば鈍するのか、鈍だから瀕するのか知りませんが、借金流れの物件は散らかっています。

裁判所サイトの、bit.sikkou.jpの競売情報を検索すると、金融流れになる物件がいかに散らかっていてだらしないかが判る写真で溢れています。

任売物件の内覧会は、任売物件が散々ちらかっている中、集中力をもって瑕疵や破損を検査する購入希望者さんが検査する数少ない機会です。

内覧会の意味

不動産の内覧会というと、新築物件の引渡し前に行う建築中の住宅内見学ツアーを意味します。

内覧会の意味は、建築用語では「施主検査」ともいい引渡し前までに、施主・購入者が建物内外部を見て、注文・契約内容通りに施工したか不具合・欠陥はないかチェックするイベントです。

物件セールスの意味をこめたオープンハウスとしての内覧会もあります。

任意売却購入者の内覧会とは、購入希望者が、売主居住中の任売物件内に入り屋内を確認し現状有姿で買取るに値するか判断する為の物件調査を意味しています。

家を売るまで借金漬けになった売主の人格を観察し、物件内の不良部分を検査し、買い取りする価値を買主の直感で査定する為、一般の不動産内覧会より実施する意味が重大です。

短時間で任売物件のデメリット調査

消費者が住宅を購入するには、数千万円の買い物ですから、最低10回は日を替えて見学したいところだし、その権利はあります。

しかし、任意売却物件購入希望者の方には、売主が競売が迫っていて慌しい事もあり、それ程の内覧会・回数を期待できません。

調査員イメージ

購入希望者は短時間で任売物件のデメリットを調査し、購入リスクを計算するため、任売物件チェックリスト等、ネットで仕入れられる武器を携えて内覧会に臨む必要があります。

任意売却購入

任意売却購入を希望する方は、不動産取引の素人の人が多いです。築古で格安の中古アパートを買取ってボロアパート経営をするような不動産投資家にたまたま任売物件購入の話がいくこともあるけど、稀です。

多くの方は任意売却物件なら市場より安く不動産購入できると期待を抱いているものの、任売物件の内覧会は1回か2回で相当数の情報収集をしてデメリットを調査しなければなりません。

プロの調査士でさえ物件調査で見落とす点が多いのに、素人が短時間で〈いわば金銭トラブルの現場〉である任売物件の内覧会で何を調べられるのか微妙なものです。

物件資料をチェックする写真。

任売物件と普通物件の違い

任売物件と普通物件の違いは、購入する側にとって大きな開きがあります。

任売物件の購入に「物件調査の時間が充分にない」ことは、中古物件注意点の購入原則から外れるものです。

何千万円かの買い物をするのに、他人の予定表に合わせて制約を受けながら物件の欠陥を確認するほど損な買い方はありません。

普通物件(新規分譲セールス)なら内覧会を開くのに、ご近所さんにまで「内覧会チラシ」を配布するほど大々的にやるのに任売物件では近所に秘密で行うため外観チェックさえコソコソしなければなりません。

家の売却で見学者多数を説明する絵

【売主が秘密厳守での任意売却を期待しているため何回も内覧できない】という建て前ですが、内覧会の意味は、「施主検査・補修検査」であって、不具合・欠陥をチェックして購入の是非を決めるものです。

内覧会チェックリスト

ネット上には、〈内覧会チェックリスト〉が無数に溢れています。任意売却物件購入を予定する人は、無料で手に入る内覧会チェックリストその他の情報で武装して任売物件の内覧会に臨む必要があります。

普通不動産の内覧会は、設計図や資料を確認しながら「扉の左右開きの具合~コンセントの位置~水周りの不具合」をゆっくりチェックできるのに、任売物件の場合は細かい資料は売主がルーズで紛失している可能性があります。

任売物件と普通物件の違いの最たる点は、この〈売主の信頼性〉に問題があるかも知れない所です。

冒頭に記した通り、任意売却物件は売れなければ、仲介している任売業者さんが買取するだけで、購入希望者は少しでも懸念材料があれば、ハッキリとその任意売却購入を見送る必要があります。

(本文、終了)

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※追記:リフォームモニターは終了しました。※

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