建築資材通販の価格や木材卸の単価高騰に、建築材料知識の学習で対処

建築資材通販

建築資材通販は木材から鉄骨まで、幅広く建築材料を販売しています。
ネット通販が一般化し、通販の決済システムが簡便になったことで、今までは通販商品として考えられなかった、大型の建築資材もネット通販のラインナップに並んでいます。

材木置き場の写真。

建築資材通販が一般の通信販売と違う点は、販売する側も購入する側もプロ(建築の専門家)であることです。
(たまにリフォームDIYを自分でしようとする一般の人も利用しますが『常用』というわけではありません)

購入する側が一般消費者ではなく、消費者から建て替えやリフォームを請負ったプロがその建築資材を購入・調達するために利用するのが建築資材通販です。

建築資材通販と木材価格の高騰

建築資材通販は、木材価格の高騰・資材卸単価の高額化を受けた「無駄な建築資材の購入を抑えよう」という建築・リフォーム業者の小ロットニーズに対応することで急速に売り上げを伸ばしています。

建築資材卸業者が新事業として住宅建築木材の卸値通販を始めたり、ホームセンターがネット戦略から成長させたもの、アスクルのようにオフィス通販の業務拡大というケースもあります。
逆にいうと、建築資材価格・卸売単価においては、どこに頼んでも一緒だから、購入価格に応じて、その都度、送料無料のサイトを選んだりポイント還元サービスを利用したり、賢く利用すべきです。

昔の「卸売業者とのつきあいかた」のように一社限定にするより、複数社をケースごとに利用するのが、建築資材通販の上手な利用法です。

建築資材価格

建築資材価格は、卸売や通販を通じて、業者間でのトラブルは少ないです。
しかし、これが対・消費者になると、利用資材と建築価格および仕上がりイメージの違いから、建築トラブルやリフォームトラブルに発展することが多々あります。

〔新築パンフレット〕はイメージ画像みたいなものですが、「建築材料は全て無垢材の住宅です」「総檜造りです」とかいって、ほぼ集成材で構成された建物だった、という建築トラブルは多いです。

そして、「(客)総無垢って書いてあったじゃないか!」「(業者)だから、パンフの建物は総無垢なんですって!」という、信じられないような開き直りも多いです。

〈構造偽装〉など社会問題化してマスコミが動けば、警察も動きます。でも、「建築材料の内訳が総檜造りていったのに檜部分は少しだけで、ベニヤ合板の建物で詐欺だ!」と騒いでも動いてくれません。

建築確認申請の添付図書に建築材料

「純檜材で、100本に1本の高級檜のいい所だけ使った1億円レベルの超高級住宅を1千万円未満の激安価格で」というパンフレットに騙されたといっても、警察は介入できません。

これは、「百万円出資したら1兆円にするから投資して」といわれ、金を騙し取られた人と同様に「注意義務不足の民事不介入の案件」として取り合ってもらえないという話です。

建築確認申請の添付図書に嘘があれば別ですが、なかなか難しい問題です。新築そっくりさん的な大型のリフォームでもトラぶってリフォーム費用しはらいだけ残るみたいな話もあります。

建築材料の法律

建築材料に関する法規としては、建築基準法(37条・19条~41条)にて、建築物の敷地・構造・建築設備の項で、建築材料の品質としてまとめられています。

その他、建築材料に関する法律は以下のとおりです。

住宅の品質確保の促進に関する法律・住宅品確法(国土交通省)

消防法(総務省、消防庁)、環境基本法(環境省)、循環型社会形成推進基本法(環境省)

建設工事に係る資材の再資源化に関する法律・建設リサイクル法(農林水産省、経済産業省)

高齢者・障害者の移動の円滑化促進に関する法律・バリアフリー新法(国土交通省)

欠陥の住宅を購入しても住宅ローン支払い義務は残る

上記の品確法やリサイクル法を知り尽くした上で、そこを突いて騙しにかかる確信犯の新築業者はけっこういます。購入希望者には怖い話です。

業者のいやらしいところは、床柱とか大黒柱部分をいちおう無垢材じゃないけど単価の安い檜をちょこっと使ってるとか、逃げ道を作っている点です。

逃げ道は、全檜では木材の乾燥収縮で問題が起きる、無垢材は割れて危険だ、等々と〈消費者の安全を考えたスタンス〉をとるところ。

そして、パンフレットとは違って工事見積書には、しっかり集成材の文字が並んで単価もそれなりだったりいます。警察は、面倒がって、「途中で設計書や仕様書を見れば集成材だって分ったんじゃないの?」と必ずいいます。

新築住宅での新しい生活を夢見る購入予定者の皆さまには、残酷な話ですが、消費者トラブルの警察対応は、ほとんどこんなものです。住宅ローン返済は続けなければいけません。

建築材料(木材種類・住宅用)の規格

一戸建て住宅を建設するには建築材料を大量に使用します。個々の建築材料の寸法や品質が異なっていると新築や建て替え費用、諸経費が余計にかかったり、現場が混乱します。

この解消のため、建築材料の規格化が制度化されました。建築・土木分野では18に分類され、建築材料の種類、形状と寸法、品質、検査試験方法が規定されています。

日本工業規格に適合した製品にはJISマークが付けられ保証され、木材関係の建築材料には日本農林規格があります。

また、日本建築学会の建築工事標準仕様書(JASS)があり、建築材料の施工性や試験方法が示されています。

国際的にはISO(国際標準化機構)が電機分野を除く、工業分野の世界共通の規格や基準を制定する機関として存在しています。

建築材料の知識学習

建築材料となる堅い樹木は、針葉樹と広葉樹に分けられます。同じ光合成をするために針葉樹は高く、広葉樹は横に広がるように進化しました。

針葉樹は細胞構造が単純で軽く柔らかめなので、加工はし易く、傷が付きやすいとされ、構造材・仕上材料として使われます。

zaimoku

針葉樹といえば「杉」が思い起こされます。
しかし、実は「総桧造りの《桧》」も《松・栂・ヒバ》なども建築材料に使う針葉樹です。この辺の知識は知っておいて損はありません。

桧は木目がキレイな模様であるから、屈折した樹形を想像します。また、松の代表は盆栽だからやはり横広がりの樹形かと思いがちです。でも、森に生えていて建築材料になる大木は、松の木も真直ぐ生えています。

杉は真っ直ぐな木目、加工しやすい柔らかい材質が人気で、通し柱、壁・天井の下地ほか、住宅のあらゆる箇所に利用されます。

花粉症の代名詞というのが杉に対して有する一般人の知識の典型です。
花粉症が昭和後期から流行りだしたことから、杉は昭和時代に輸入された外来種と思っている人が多いですが、杉の木は「日本の固有種」です。真直ぐの木、直ぐの木、すぎのき、の流れでネーミングされたそうで日本独特の樹種です。

建築資材展と東京や神奈川の県木

檜の香りは高級木材の香り、みたいになったのは高級風呂桶に使われたから。ヒノキも針葉樹で、乾燥性能が高く木肌も繊細で軽いのに、強度と耐久性(腐朽しにくい)が高く、優秀な建築材木です。

桧の由来は、「火の木」から。古代人が火を起こすのに使った、火おこしの材料の木が今の桧だそうです。

松などは、盆栽に使う黒松や五葉松など幹のうねった種類を目にすることが多いから、「広葉樹?」と思いがちです。

でも、針葉樹の名のとおり、自然に生えた松はまっすぐ伸びますし、葉も針のように尖っています。

尖った葉だから針葉樹のカテゴリーわけで行くと、迷いますが、東京都神奈川県のシンボルマークにもなっている「銀杏」の木も針葉樹の仲間です。

東京都は、交通機関の至る所に「都」のイチョウマークが見かけるので、「東京都=銀杏」と知られています。

しかし、神奈川県も「県の木=銀杏」なんです。ちなみに横浜市の市の木、川崎市川崎区の区の木、それぞれ銀杏です(川崎区は「長十郎柿」も区の木です)。

名前は一般的であっても、「これも建築材料に使われるのか?」というような樹種がたくさんあります。

東京都内や横浜などの大都市で開催される建築資材展にいくと、珍しい樹種が建築材料として使われているのを知ることができます。

(本文、終了)

★☆★東京~神奈川で物件を探しています。★☆★

gold

※追記:リフォームモニターは終了しました。※

リフォームのご質問・ご相談は、facebookのメッセージから受け付けます。 急ぎで作ったメッセージやりとり専用ページです。→【リフォームQ|facebook】 物件売却希望の東京~神奈川以外のかたは、今後は facebook リフォームQ へお願いします。 (2017/01/24)