トイレリフォームDIY―トイレ面積と開き戸引き戸リフォームのDIY

トイレリフォームdiy作業は、便器交換や開き戸引き戸リフォームなどDIY可能な部位と、トイレ面積変更など解体作業が伴い業者への委託が必要な部位と、使い分けてリフォーム工事する必要があります。

トイレリフォームDIY

トイレをDIY、自分でリフォームする場合、トイレ面積の拡張工事は不要です。トイレ面積を拡げると怪我のリスクもそれだけ高まるのです。

高齢者事故のナンバー1は交通事故より、家庭内転倒事故。トイレ面積が広いと、万一、トイレで用を足し立ち上がりざまに転倒した時、遮るものがなく顔面が床に直撃します。

トイレが狭ければ、倒れる前にドアや壁に一度ぶつかり、衝撃が2段階になって和らいだのに、トイレリフォームDIYでトイレ面積を拡げたためダイレクトに頭に衝撃を受けて重症になる事があります。

トイレのリフォーム後のイラスト

自分で開き戸→引き戸リフォームDIY

車椅子で移動する予定もないのに、病院用の車椅子トイレスペースを個人の家庭で実用するのは危険です。

トイレの改修工事で必須なのは、「開き戸を引き戸」とすること、便座を排水芯を意識して最新の利便性高いものにする「トイレ交換」の2点のみです。

「開き戸→引き戸にする交換リフォーム」は、器用な人なら自分でDIY改修する事でなんとかなります。

自分でトイレリフォームは失敗率高い

自分でリノベーションすることを前提に中古マンション購入手続きを考えている場合でも、トイレタンクの仕様など専門的な部分だけは素人がDIYリフォームすると失敗する可能性が高く、やめた方が賢明です。

トイレタンクや給排水管の修繕や取り付けは難しいのです。他の場所は自分で改修しても大した失敗はしませんが、トイレのタンクや給排水だけはいじらないほうがベターです。

わりと築浅の物件でタンクレストイレになっている物件があり、そこそこ安かったりします。
タンク付きトイレからタンクレスに自分で改造するのは難しいので、現状でタンクレスになっている物件を買うほうが失敗がありません。

ところで、タンクレストイレは、トイレ内の空間が広く使えて、ゆとりある印象を受けますが、実際使ってみると、汚物やペーパーの詰り、洗浄不良が起きやすいことが分ります。

タンクレストイレはマンション全体の水圧に、トイレの排出機能が左右されます。
大規模マンションでタンクレスを採用している場合、居住するファミリーの多くが風呂やキッチンを利用する午後7~9時代は、トイレの水圧が下って、排水障害を起こすことがあります。

そして、この水圧の改善のためには、自分でいくらリフォーム費用をかけて行おうとしても困難です。
理由は、修繕すべき配管は【共用部分】である床下にあるから、マンション管理組合規約の制限により個人ではいじれないのです。

自分でトイレ交換DIY

毎日利用するトイレをリフォームするとしたら、美観や面積より高齢者の日々の使いやすさを追求すべきです。

トイレドアが開き戸だったら引き戸やアコーディオン扉に交換するとか、新型のトイレ便座に交換するとか、機能性を高めるのは重要です。

ところで自分でトイレ交換DIYの際、従来型便器と新型便座では、排水芯の位置が異なります。旧型は前方に、新型は本体中心より後ろにあります。

自分でトイレ【便器便座】の交換DIY

なぜこのような便器メーカーの規格変更があったのか知りませんが、配水管とつながる穴が30cmくらい後ろにきた感じ。

そうなると、普通に汚水管の穴の位置に合せて便器を設置すると、以前より便器が30cmくらい手前にきてしまう。

実際、diyトイレリフォームにトライして、トイレリフォーム激安作戦のつもりで取り寄せたトイレの便座交換をしたせいで、トイレドアが閉められなくなった・・・なんて人もいます。

(ネットでのトイレリフォーム格安セットやトイレ激安通販は、お買い得ですが商品のスペックを間違えると損しますので、何度も問い合わせてから購入する事をおススメします)

トイレリフォームDIY事例―ウォッシュレット交換

自分でトイレ交換DIY(便座交換)をする際の参考になればと思いますので、先日、リフォームモニター募集にて御依頼をいただいた御宅さまのトイレを、旧タイプ洋式便座から最新のウォッシュレット便座への交換作業をリフォーム実例として写真付事例で紹介します。

トイレ交換DIY前の写真

トイレ交換DIY前の写真

自分でトイレ交換DIYを行う際には、特別な工具は必要なく、普通のご家庭で日曜大工用に用意している標準的な住宅用工具セットで事足ります。

トイレ交換DIY後の写真

トイレ交換DIY後の写真

一般的な洋式トイレの便座は、ネット通販で格安激安商品が売られています。しかし、購入する際は、一度ホームセンターで現品を見てから通販を利用するショールーミングの精神が大事です。
格安通販は型落ちや難アリ商品を送ってくる可能性もありますが、その辺のトラブルは自己責任です。
(ホームセンターや家電量販店の『展示品』・工事費別の『現品限り商品』を購入するというのも格安リフォームを実現するための良い方法です)

旧トイレタンクと給水口

旧トイレタンクと給水口

トイレ交換DIYと介護保険リフォーム工事との関係

こちらのトイレ交換は、すでに介護認定リフォーム、つまり介護保険による上限20万円までのリフォーム工事にて補助手すりが設置されていました。
親御さんが要介護ですでに便座用手すりを取り付けている方で、便座をこれからウォッシュレットに自分でトイレ交換DIYをしたいという方は多いはずです。

トイレの介護保険手すり

トイレの介護保険手すり

その際の注意点は、介護手すりはトイレ交換(便座・便器交換)をする前に取り外しておくこと、そして、手すりの幅・高さを正確に計測し、ネット格安サイトでの注文やホームセンターでのショールーミングの際に「この高さ、幅で『絶対』大丈夫か?」とメールや店頭問い合わせで必ず念押しし、確認しましょう。

特に格安トイレリフォーム用品のサイトでの注文では、返品に応じず、一度売ったらメールさえ無視するところもあります。
この手すりの高さ・幅に合った商品でなければ、いくら格安商品でも使えなければムダ金になります。
自分でトイレ交換DIYをするとしたら、手すりを床に接続している部分のネジの位置も正確に計りましょう。
ネジ位置を変えるには電動ドリルや電動ドライバーが必要になります。ネジ位置を変えずに済む便座を購入すれば、この手間と費用は省略できます。
これら写真を見ただけでも手すりの取り付けは面倒臭そうなのが分るでしょう。

補助手すりを自分で外す

補助手すりを自分で外す

トイレ便器・便座の一式取換と格安通販の損得勘定

補助手すりを解体撤去したら、トイレのタンクを取り外します。

古いトイレタンクを廃棄

古いトイレタンクを廃棄

こちらのタンクは4年前に水栓となっているゴムボールを交換したことがありましたが、その前後に施主さんがパイプマンで水槽内も掃除していました。

しかし、4年間でタンクの中は黒かびで真っ黒。タンク上部の手洗い部分のゴミストッパーも錆びて溶けかけていました。

トイレタンクの汚染写真

トイレタンクの汚染写真

常日頃、水の流れが悪いと思っていたようですが、トイレ交換して正解だったわけです。

これらトイレ便器・便座・タンクは、交換後には、有料廃棄物処理が必要ですので、市役所に問い合わせし、市区町村のゴミ処理施設に運びましょう。
トイレタンクを取外し、便器・便座を取り外すとトイレブースはいきなり広々とします。

便器を外した後のトイレ

便器を外した後のトイレ

ちなみに格安通販でトイレを買い求める場合、便座だけをウォッシュレットや暖房付に交換する事も可能ですが、トイレ便器丸ごと交換する場合、購入するのは、便器・便座です。

便器だけで充分と思って購入すると、上ぶた(便座)はついていないので、二度手間になります。

便器→汚水溝への排水口

便器→汚水溝への排水口

旧便器を取り外しますと、汚水層が丸出しになります。
今回はリフォームモニターで「トイレ便器交換&クロス張替え」を依頼されたので、便器は最後に設置するため、この排水口は蓋をしておきます。クロスの貼り方については【クロス張替え相場=壁紙リフォーム費用】を参照下さい。

トイレ内電気設備開通工事を自分でDIYしたら違法

電気工事DIYは違法行為

電気工事DIYは違法行為

こちらの洋式トイレは御自宅自体が築30年の築古物件でしたので、トイレブース内に電源がありません。隣のお風呂場から延長コードを使って電気を使うのは、あまりに不細工な見てくれです。
よって、壁内を通して風呂場電源を引っ張ってくる工事をすることにしました。電源工事は自分でDIYしてはいけません。電気業法に違反する違法工事になります。必ず電気工事事業者を呼んで工事してもらわなければいけません。
とはいえ、写真のような壁内の電源増設ならば予算1万円未満で足ります。

壁内→トイレに電気開通

壁内→トイレに電気開通

先だっても静岡県の西伊豆町で、農家の方が川沿いに仕掛けた自作の電気防護柵に釣り人が触れて感電死し、農家の方も責任を感じて自殺するという事件がありました。
あの感電死は1人が電気柵に触れ感電したショックで手の筋肉が緊縮して電気柵から離せなくなり、助けようとした人まで人から人へ電気が走って感電死したわけです。
家庭用電源も電圧は高いです。電気に詳しい人が電圧コードを使って自殺する人もいます。スタンガンで人を気絶させられるか試すとスタンガンでビリッとやった相手の皮膚は水ぶくれや火傷跡のような真っ黒になります。
つまり電気はメチャクチャ殺傷能力が高いという事です。

電気工事代金の1万円程度をケチってDIYしようとするのは違法で無謀だという事が分ります。
また、トイレ交換DIYは自分でできますが、壁に孔を開けたり、壁内の電気コードをいじくり回すのは素人では100%不可能です。
このトイレ交換の工事では、壁紙張り替えをやっている最中、同時並行で電気工事屋さんが壁内のコードを引っ掻き回し、トイレ側のコンセント孔は壁紙を貼り終えてから最後に孔を空け、コードをトイレ室内に引っ張り込みます。最後に電源カバーをして終了です。

コンセントカバー設定済

コンセントカバー設定済

便座交換DIY―便器設置は自分で簡単に工事が可能

排水口サイズ計算は重要

排水口サイズ計算は重要

いよいよ、便器設置工事になります。
購入時に、必ず、トイレ排水溝の位置と新規に交換する便器の孔の位置の確認を行っていれば、便器設置工事の時点であたふたすることはありません。
排水溝に便器の孔をあわせカポッとはめ込み、固定ネジで止めるだけ、至って簡単です。

交換するトイレ格安購入

交換するトイレ格安購入

こちらのトイレはタンクレスじゃないので、これからタンクも設置し、便器の上にウォッシュレットを乗せ、通電確認して終了です。

トイレ便器を床面に接続

トイレ便器を床面に接続

最後に被介護者の使用する補助手すりを設置して、仕事は完了になります。自分でトイレ交換DIYをするのは、前述のとおり、電気工事以外は簡単にすることができます。

トイレタンクをはめ込み

トイレタンクをはめ込み

クロス張替えを含めても2日間、正味、「午前中×2」程度のDIY作業です。実家から遠く離れて暮らしていて、親の家リフォームを考えてあげている人がいたら、まずはトイレリフォームDIYからトライしてみてはいかがでしょうか?

補助手すり設置工事終了

補助手すり設置工事終了

diyトイレリフォーム

開き戸と引き戸のサイズと規格を正確に把握できれば、ネット通販で「開き戸→引き戸リフォーム用の建具一式」を購入し、diyトイレリフォームを成功させることができます。

「開き戸→引き戸リフォーム」は、建具の購入さえ間違わなければ、トイレ交換費用のうちでは金の掛からない部類のバリアフリーDIYになります。(トイレ便器交換の方が高く付く事が多いです)

格安トイレリノベーションDIYの失敗

トイレ面積が狭いというリノベーション要求に対して、格安業者が「そうですね、壁面を取払って改修して大きなトイレ作りましょう!」と、トイレ面積リノベーションをもちかけるのは簡単です。

トイレリフォームdiyにおいて、「開き戸→引き戸リフォーム」は改修箇所が小規模なので、器用な人ならできますが、壁を解体してトイレ面積拡張をするリノベーション工事はDIYでは難しいです。

DIYできず格安業者任せという事は、そのトイレのリノベーション費用は業者にイニシアチブがあります。よってトイレ面積拡張リフォームは格安ではなく高額請求になります。
だから格安業者は客が「トイレ狭い」というと大喜びするわけです。業者が喜ぶという事はもはやその工事に格安施工は期待できず、業者のいいなり価格になります。

しかし、前述の通りトイレ面積は広過ぎると百害あって一利なしです。以下にトイレリノベーションをして失敗する事例を紹介します。

トイレ面積リノベーション

トイレ面積を拡げたいと考える人の頭の中にあるトイレは、「病院の車椅子トイレスペース(バリアフリーデザイン)」です。

病院の車椅子トイレスペースが広いのは、患者の半数は「介護士付き」の車椅子移動だし、「緊急用ブザー」が完備され、職員がいつでもトイレに救助に行けるからです。

介護士も救急隊員もついていない家庭内のトイレを、病院の車椅子トイレスペースに改修するのは、その【リノベーション費用】が無駄なだけでなく、将来のトイレ内転倒事故を起こす要因に金をつぎ込む様なものです。

トイレ面積拡張リノベーションは不要

車椅子トイレスペースぶん、トイレ面積を拡張するのは、一般的に「介助のし易さ」につながると言われます。

しかしそれなら、《専属介助が24時間つくのか?あと何十年か、いくら費用がかかるのか?》をリフォーム前に家族会議しないとなりません。

身近な現実問題を言えば、要介護者が家庭内まで車椅子移動しなければならない状態になったら、その先、「施設→死亡」となるまで時間は長く掛かりません。

むだなトイレ面積の改修をするよりは、その資金を近々くる、施設か病院でかかる治療費に充当する方が現実的です。

トイレリフォーム格安

結論としては、旧型と新型とのトイレ交換をする場合、電気工事なども含めた完全な、トイレリフォームDIYはちょっと難しいということになります。

汚水管の配管リフォームをするか、配管位置調節用アジャスターという器機を買ってそれで便器位置の調整をすることになるので、業者の力が必要になります。

新型に移行してからのトイレのウォッシュレット交換程度ならトイレリフォーム格安施工、つまり通販で買ってDIYが可能です。

ウォッシュレットに交換する際は、格安商品を買ったとしても「意外と消費電力が高い」ことも頭に入れておきます。

格安トイレ交換、自分でリフォーム

上記の、新旧タイプの違うトイレ交換も自分でDIYすると失敗する事が多いですが、交換やトイレ面積の拡張の他にも、業者に任せないとキツそうなトイレ交換アイテムがあります。

簡単トイレリフォームDIY」として紹介される事が多い、「節水トイレリフォーム」も、水流の扱い・貯水タンクは素人に難しいものです。

「タンクレストイレへのリフォーム」は、格安商品を通販購入しても、タンク交換とか面倒そうな作業が多そうで、失敗して無駄金になる可能性があります。
節水系のトイレ交換も業者に依頼する方がいいでしょう。

それと、もし業者に頼むのならトイレ交換で「別に激安便器を買ってきて『便器を施主支給』する」のは止めましょう。

ネットで格安でも規格が合わず、使い物にならないことが多いです。

(本文、終了)

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※追記:リフォームモニターは終了しました。※

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